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子どもの歯のはなし その2
歯の悩みは歯が生えてからのことじゃないそうです。歯が生える前、赤ちゃんのうちからできることを、うめ歯科クリニック うめこども歯科のうめ先生(梅本えりな先生)に聞いてきました。
よく聞くおなやみ 「うちの子はハミガキを嫌がっちゃうんです。どうしたら嫌がらなくなりますか?」
うめ先生のこたえ:大人の当たり前は子どもの当たり前じゃない
「だって、誰だって初めて見る毛の生えたカタイ棒を突然口に入れられたらビックリしちゃいますよね。」
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うめ先生 ハミガキを嫌がらないようにするトレーニングは、歯が映える前から始まっているんですよ。
編集部(以下、編) え?そうなんですか??
うめ先生 初めて歯が生える頃は1歳に満たない頃。この頃の赤ちゃんたちは離乳食、つまり流動食を食べているでしょ。それなのに、ある日突然カタイ棒(歯ブラシ)が、しかも毛の生えた物が口に押し込まれたら、、、イヤですよね。
編 イヤです。。。例えがすごくわかりやすいですね。
うめ先生 だから、歯ブラシを始めるもっとずっと前から、「口に食べ物以外の物が入ってきても違和感がない」という感覚を養うことが大切なんです。
編 具体的には?
うめ先生 歯が生えるずっと前から、お口の中をいっぱい触ってあげることですね。赤ちゃんのうちに、お母さんやお父さんの指を吸わせたり、口の中や口の周り、ほっぺたをたくさん触ってあげることです。
編 口の中も触るんですか?
うめ先生 そうです。そうすると、口の周りを触られること、口の中に物が入ってくることに慣れるので、初めての歯ブラシも嫌がりにくいんですよ。
編 歯が生える前に口に入れるものとしては「おしゃぶり」「哺乳瓶」がありますよね?
うめ先生 おしゃぶりについては様々な意見があります。私は使わなくてもいいと思っていますが、もし使うなら「口を鍛えられるもの」を選ぶことを勧めています。*詳しい商品名は記事下に。
編 口を鍛える・・・
うめ先生 口を鍛えるというのは、口全体を鍛えることと正しいベロの動きができるようになるということです。
ベロは唾をゴクンと飲み込むときや、お乳を飲むときに使います。
キチンと口が鍛えられる→キチンと口が成長する→キチンとした歯並びになるんです。
編 赤ちゃんの時から歯並びにまで影響するんですか・・・
うめ先生 おしゃぶりも哺乳瓶もついつい可愛いものや、洗いやすいものを選びたくなっちゃうけれど、
お口のことを考えると正しいものを使った方がいいと思いますよ。
編 なるほどー
うめ先生 口の使い方で言うと、授乳の時も、抱きかたや乳首のくわえ方を正しくしてあげられると赤ちゃんの舌の使い方も正しくなるんですよ。
編 本当に赤ちゃんの時から気をつけてあげられることってたくさんあるんですね。
うめ先生 でもあんまり完璧を目指そうとするとママ・パパも疲れちゃうから、無理しないでできる範囲でしてあげられれば良いですね。もし不安なことがあれば、赤ちゃん教室を開いている歯科医院などに気軽に相談をしたら良いと思いますよ。
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うめ歯科クリニック うめこども歯科
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藤沢市藤沢1006-1 パークホームズブロードマーク102
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赤ちゃん教室も随時開催しています。お問合せは来院時またはお電話で。
明るい院内は親子で通いやすいように診察室にキッズスペースがあったり、ベビーカーでも入れるバリアフリーになっていたりと工夫がされていますよ。
*うめ先生がオススメしている哺乳瓶・おしゃぶりのメーカーはNUKだそうです。
http://www.nuk-japan.jp/index.html#