日本初! E-バイクのシェアサイクル
湘南、江の島エリアで運用スタート
E-バイクって知ってますか?
スポーツ用サイクルに電動アシストユニットを取り付けた自転車です。電動アシスト自転車のスポーツ版といったところ。シェアサイクル 用に製造されたオリジナルの自転車です!
そのE-バイク「KUROAD(クロード)」によるシェアサイクルサービスが、9月から江の島を中心とする湘南地区で開始されています。E-バイクのシェアサイクル展開は日本初とのこと。
シェアサイクルはステーション(ポート)がある場所なら好きなところで自転車のレンタル、返却ができるシェアリングサービス。現在地方自治体等が事業主体となって、全国225都市で展開(国土交通省及び事業者調べ、2019年3月31日時点)されていますが、東京23区内などでは、通勤やビジネスに本格活用されているようです。
「KUROAD」のシェアサイクルサービス、「SHONAN PEDAL」を運営するのは江ノ島電鉄。試乗会でaiccoが体験してきました。
当日(10月16日)は生憎の天気。でも会場の江ノ電江ノ島駅近くのスバナ会館には多くの人が訪れトライアルを行っていました。通りを行く観光客らしき人たちも興味津々、立ち寄る人もいます。
対応してくださったのは江ノ島電鉄株式会社・マイクロモビリティ部の久米薫さん。いかにも自転車に詳しそうですが、実はバイク乗りではないようです。
「江の島は観光地なので、レンタサイクルはあったのですが、このシェアサイクルサービスが浸透したのはここ5年くらいでしょうか。KUROADのステーションは、この湘南エリアで東は逗子から西は大磯まで、11箇所設置されており、ステーションからステーションへ、好きなところで借りて、返せます。このエリアのシェアサイクル は、平日の通勤通学時間帯には住民の方が、昼間には観光など多くの方にご利用いただいています」(久米さん)
シェアサイクル専用のE-バイク「KUROAD」を拝見。全身ブラックのフレーム、スリムでスポーティな形状…うん、カッコイイ!
KUROADの利用方法
https://kuroad.com/usage/index.html
久米さんに使用方法をお聞きし、トライアル! 利用にはスマホでのアプリのインストールと会員登録(ともに無料)が必要です。アシストのモードを選び、サドルの高さ、ギアも調整してスタート!
漕ぎ始めからペダルが軽いこと。上り坂もラクラクです。下りはスピードを出しすぎないように。ブレーキは両輪ともディスクブレーキで効きが強いので、急ブレーキには注意。
海沿いのコースでは、曇り空を吹き飛ばすように、風を切って走れます。
「湘南エリアは、国交省指定のナショナルサイクルルート『太平洋岸自転車道』の一部でもあり、自転車で走って気持ちの良いエリアです。電車やバスの交通網もありますが、自転車での移動もちょうどいい距離感で、楽しめます」
—でもみんなが自転車を利用すると江ノ電さんに乗らなくなってしまうのでは?
「大丈夫です(笑)。私たちはシェアサイクル を電車やバスの代替手段とは考えていません。例えば、江ノ島駅から江の島まで1kmほどを歩くのが大変だからシェアサイクルを使うという人もいますし。駅から先、駅と駅を繋ぐ2次交通機関としての役割も担っています。各種の移動サービスをひとつの交通手段として統合させるMaaS(Mobility as a Service)の一環とも言えます」
利用者は、新しい物好きの若い人が多いようですが、年齢に関係なく、また女性でも気軽に利用できる「KUROAD」のシェアサイクル。ようやく外出も気兼ねなくできるようになった昨今、湘南の風を感じて走ってみること、オススメです。
江ノ島電鉄株式会社 (担当部署)マイクロモビリティ部
TEL:0466-53-8461(受付 平日 9:00 ~ 17:00)