元旦ニューイヤー駅伝出場を目指して
地元で活躍の駅伝チームに、今年も声援を
めっきり過ごしやすい気候になりましたね。
スポーツの秋、駅伝の季節、ということで、地元で活躍する実業団駅伝チーム、プレス工業陸上競技部も、本格活動を行っています。
実業団駅伝チームの日本一を決める元旦のニューイヤー駅伝。今年4年ぶりに出場を果たしたプレス工業ですが、来年も出場、記録更新を目指しています。その前にまずは11月3日(日祝)に行われる予選、東日本実業団対抗駅伝競走大会で10位以内に入ることが必要です。試合本番まで1カ月を切った10月中旬、合宿地である埼玉県・武蔵丘陵森林公園に、チームの練習を訪ねました。
合宿には東日本への出走を目指す選手たちが参加。週後半に行われる10kmのタイムトライアルの結果で出走メンバーが決まります。夏日のこの日午前中には、若手選手を中心に公園周辺のロード2kmの往復コースにて、スピード走で調子の確認を行いました。
強い日差しの中、監督・コーチの自転車伴走で、各選手が目標ペースで駆け抜けてきます。1kmのポイントで一旦フィニッシュ、短い休憩のあと、さらに1kmに向かいます。
昨年予選を突破し、ニューイヤー駅伝で復活したプレス工業チームですが、結果は36位。監督の下里和義さんは、言います。
「大敗でした。それを踏まえ1年かけてチームの基盤を作りました。今、その結果として力がついてきたのがわかります。いい感じです。
チームづくりの一環として、2人の大卒メンバーが加わりました。2人とも性格もいいし陸上に対する熱意もある。社会人として仕事もキチッとするし、コミュニケーションもとれている。いい選手を採用できたと思いますよ」
新メンバーの一人、橋本章央さん(芝浦工業大卒)は、この練習では1km3本を走りました。
「きつくはないけどラク過ぎないペースで走りました。調子は良くなっています」
実業団へと環境が変わり体調を崩した時期もあったとか。プレス工業では、陸上部員でも合宿を除き、朝から午後まで会社の業務があります。学生時代と打って変わり、給料をもらって走るということで、気持ちの持ちようも変わったと言います
「会社の看板を背負っているという責任も感じますし、自分が納得して結果を出すことが大切だと思います。当面は駅伝に集中ですが、将来はマラソンも走ってみたいですね」
今野純さん(麗澤大卒)の練習メニューは3km+1km(インターバル1分)。
「先輩方の調子も良さそうなで、東日本で誰が出走メンバーに選ばれてもおかしくないですね。僕は記録的には一番下なので、どれだけついていけるかという感じです。でも、地元でロード練習時に声をかけられたり。応援されて藤沢っていいなと思ったりもしています」
今野さんが陸上競技を始めるきっかけが、地元山形の子ども向け陸上教室への参加。その時指導をしたのが、なんと当時現役競技者だった下里さんでした。実業団へ進むにあたり、プレス工業を選んだのも下里さんが監督だったからだといいます。
「先日プレス工業が藤沢市内で行っている、子ども向け陸上教室で指導しました。自分の小さいころを振り返り、将来この子たちの中からも競技を目指す子が出てきたら嬉しいですね」
東日本実業団対応駅伝はTBSで11月3日(日)、15時から16時半(関東ローカル)に放映されます。藤沢の地元チーム・プレス工業陸上競技部の活躍にご期待ください!
プレス工業陸上競技部
https://www.presskogyo.co.jp/club/