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【Junko Muneto 私の本棚から】「子どものこころのつぶやき絵本」㉘
2025.04.26 #はぐくむ・つながる・こどもとおとな #子育て #生命の安全教育 注目
湘南ママたちから絶大な人気と信頼を誇る、認定子育てアドバイザーの宗藤純子先生の子育てコラムです。今回は、五月五日「こどもの日」を前に、ママにも読んでいただきたい、母と子の絵本の紹介です。
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桜のピンクの季節から、晴れ渡る青空に鯉のぼりがひるがえる季節となりました。
五月五日は「こどもの日」。1948年に子どもの人格を尊重し、子どもの幸福を願い国民の祝日に制定されたそうです。端午のこの日はもともと男子の節句でありましたが、現在は、子どもという大切な人として男女の別なくお祝いされる日です。
子どもの権利条約についても改めて意識を大人たちがすることが大切な時代です。
【Junko Muneto 私の本棚から】保護者も知ろう!きみがきみらしく生きるために「子どもの権利」㉓ | aicco【あいっこ】湘南・藤沢ローカルコミュニティサイト
今回は子どものママにむけた心のつぶやき絵本を私の本棚からご紹介いたします。
■おこりんぼママ
作: ユッタ・バウアー 訳: 橋本 香折 出版社: 小学館

ぼくは、ママに怒鳴られて、体がバラバラになってしまいます。
なんとか自分で元通りにしようとするけれど、なにせバラバラだから、なかなかうまくいきません。するとママが船に乗ってやってきて……。
【出版社から】大胆なストーリーで、母と子のかけがえのないきずなを描きます。ペンギンのぼくは、ママにものすごくどなられたショックで、からだがバラバラになってしまいます。足だけになったぼくを助けてくれたのは……。ドイツの人気絵本作家の大胆なストーリーとほのぼのとした絵が魅力の絵本。
■いいこってどんなこ?
文: ジーン・モデシット 絵: ロビン・スポワート 訳: もき かずこ 出版社: 冨山房

子ウサギのバニーは、いろいろなことが心配になって、次々にお母さんに質問します。
「ねえ、おかあさん、いいこって どんなこ?」バニーの中から、たくさんの質問があふれてきます。絶対泣かない子がいい子なの? いい子って、強い子や怖がらない子のこと? 怒っているぼくなんて嫌い? それから……おかあさんは、どの質問にも、一つ一つ丁寧にこたえます。でも、お母さんはいつも子どもをまるごと受け入れて、「いまのまんまのバニーが大好き」といってくれます。あなたならどう答えましょうか?
■ぼくにげちゃうよ
作: マーガレット・ワイズ・ブラウン 絵: クレメント・ハード 訳: 岩田 みみ 出版社: ほるぷ出版

ある日のこと、子うさぎは家を出てどこかに行ってみたくなりました。そこで母さんうさぎに「ぼく、逃げちゃうよ」と話すと、母さんうさぎは「おまえが逃げたら、母さんは追いかけますよ。だって、おまえはとってもかわいいわたしのぼうやだもの」と答えました。「母さんが追いかけてきたら、ぼくは魚になって泳いでいっちゃうよ」と子うさぎ。すると、母さんうさぎは「おまえが小川の魚になるのなら、母さんは漁師になって、おまえをつり上げてあげますよ」と答えました。子うさぎと母さんうさぎの、追いかけっこのような対話。
ママと子どもの情景からの絵本の紹介でしたが、「母の日」ももうすぐですね。
母の日の由来は、アメリカのアンナ・ジャービスという女性の活動に遡ります。
彼女は1905年に母親を亡くし、その母親を追悼するために「母親に感謝する日」を提案しこれが広まり、1914年、アメリカで5月の第2日曜日が「母の日」として正式に制定されました。この日には、母親への感謝を表すためにカーネーションを贈る習慣が生まれたそうです。
ママになったばかりの方へ。ママになって一年経とうとしているママへ。
ママになった大切なあなたへ贈りたい絵本を最後に紹介いたします。
■ママ
作: むろぞの くみ まなべ なほ 出版社: 主婦の友社

作者のお二人が、赤ちゃんと向き合う慣れない最初の1年のママたちを想い、がんばっているママの記念日として作られた絵本。まわりのみんなが、そのがんばりに気づいてあげられるきっかけになるように。すべてのママがママであることの幸せを感じ、幸せなママのもとで幸せな子どもたちが育てっていく願いとともに
【出版社から】わたしはいいママかしら?どんなママでもきっと感じている不安。でも、だいじょうぶ。がんばっているあなたは そのままで 最高のママなのです。
以下も合わせて読んでみてください。
おかあさんと読みたい絵本【Junko Muneto 私の本棚から】⑪ | aicco【あいっこ】湘南・藤沢ローカルコミュニティサイト
―――筆者紹介 ―――宗藤純子(むねとうじゅんこ)
藤沢市在住約30年。幼稚園教諭・保育士・子育て・家庭教育アドバイザー
帝京短期大学こども教育学科非常勤講師
【詳細】
・乳幼児期から思春期までのこども・家庭教育・支援に約30年以上従事。産前産後からのあたたかなまなざしとふれあいと絵本を通じて「肌と心へのタッチ」の大切さ。子どもは「ひとりの人」であることを伝え続ける
・「子育ては個(性)育て。己育ち」人間教育を軸に行政・企業/NPO・PTA家庭教育主催講演講座、教育現場・子育て支援での保護者向け勉強会など講演講座も多岐にわたり多数。2009年より幼小中高生への心が生きる「いのち・こころ・からだ」の話を継続
・地域での支援サークル・親子活動・3歳児保育活動等長年主宰し、斜めの関係のつながりと支援を継続。2010年「神奈川県かながわ子育て支援大賞・奨励賞」受賞
・元鎌倉市産科診療所「ティアラかまくら」開院から閉院12年間、外部講師として「こんにちは赤ちゃん」事業、妊娠前講座・思春期講座・大人女性・更年期講座等携わる
・保育者雑誌寄稿等担当/2023年「乳児保育Ⅰ・Ⅱ」豊かな乳児保育をめざして(アイ・ケイ・コーポレーション)分担執筆刊行
・現在湘南WEBサイトaicco【あいっこ】寄稿/「湘南える」新聞にて子育てアドバイス
・株式会社Office Ladybird代表取締役
宗藤純子HP https://junkomuneto.com
MAIL j.officeladybird@gmail.com
子育ての会ベビーぴよぴよ012連絡帳 https://ameblo.jp/piyopiyostaff/