【はぐくむ・つながる・こどもとおとな】第5話 ママ自身もたいせつです。大事なあなたへ検診うけてね!
一雨ごとに色づく木の葉に、地面に重なる落ち葉やどんぐりの木の実に秋の深まりを感じる頃となりました。
実りの秋、食欲の秋、読書の秋、そしてスポーツの秋といえば……運動会!
コロナ感染予防に努めつつ行われた各校、各園もありましたが、子ども達の元気な姿は嬉しいですね。
幼き時から、子どもたちの体の健康をいつも考えて過ごしているママ達。
子ども達のことを優先していると、幼子育ての時期はご自分のカラダのことを後回しになってしまいがちです。
少し子どもが成長して手が離れても、今度は検診に行くことが億劫になって縁遠くなりがちですが、
女性の皆さんには婦人検診として『子宮頸がん』と『乳がん』の検診は受けてほしいと伝えています。
子宮頸がんは『婦人科』受診ですが、乳がんは『乳腺外科』受診です。
乳がん検診について
ピンクリボン活動として、世界規模で乳がん検診の早期受診を呼びかけています。
先進国の中で日本の乳がん検診受診率は30~40%と極めて低いそうです。
(OECD(経済協力開発機構)加盟諸国は70~80%!)
40から50歳代をピークに発症や死亡が増加しており、子育てや介護、仕事などに女性として一番忙しい時期にかかりやすい病気でもあり、
日本の乳がんは11人に1人(国立がん研究センターがん対策情報センターデーターより2019年)といわれています。
今は、早期発見と適切な治療をきちんと受けることによりがんの中でも完治・生存率は高いといわれています。
そのためにも早期発見で定期的に受診をオススメします!
検診方法としてはマンモグラフィと超音波検査(エコー)
そして大事な日ごろのセルフチェック!
20-30歳代女性達も若いから大丈夫!ではなくて、まずは月に一度を目安にセルフチェックを行い、自分の胸に関心を持つことからはじめましょう。
※ただし遺伝的な罹患リスクの当たる場合は、20-30歳代であっても早めに乳腺の専門医に相談することを推奨されています。
♥月経終了後から約1週間後がおすすめ。
♥閉経後は、自分で日にちを決めて行いましょう。
お誕生月はママ検診!をオススメします
そして大事なのは何事も知ることから。
自分のカラダに関心をもつこと。
自分のカラダを知ることも大切なこと。
以前、『Hana-me(ハナミ)〈以前はレモンプロジェクト〉』を開催した時、乳がんのサバイバーとして、自己発見、治療について寄り添うということ等、実際の体験談と現在のご自身の状況貴重なお話をしてくださいました。
そして、実際にセルフチェック等も模型等でさわることで、感じてみると、知っているのと知らないのでは、気づきも早く行動に移せやすいことを実感します。
※Hana-me(ハナミ)はがんに関する基礎知識、セルフチェックの方法、定期検診の大切さを無料のセミナー形式で教えるRFTC Japanの教育啓蒙活動です。
藤沢市でも『ピンクリボンふじさわ」が設立され、
健康であることの素晴らしさを、藤沢に暮らす女性たち、そしてそれを支えるパートナー、いつか大人になってゆく子供たちに乳がんについての啓発を行っています。
昨年度の藤沢市民祭り開催中には、『ピンクリボンふじさわ』乳がん啓発イベントを開催され、2020年、「NPO法人あいおぷらす」が設立されました。
https://www.pinkribbon-fujisawa.com/
ついつい、子どもが生まれてからは
「子どもが一緒だから病院へ行くことができない‼︎」
と、子どもを理由に検診へ行ってなかったのですが、
母が病気になったら………と思ったらやっぱりちゃんと検診へ行かなくちゃいけないですよね。
〈ママの声〉
『怖くて検診に行きたくない!』ではなくて、
お子さんが小さければ小さいほど、あなたの存在は大事な命ある存在です。
大切なあなたへ。
検診うけてね!
ーーー筆写紹介ーーー
宗藤純子(むねとうじゅんこ)
藤沢市在住30年。都内私立幼稚園教諭・主任9年を経て保育士・認定子育てアドバイザーとして乳幼児期から思春期までのこども・家庭教育・支援に約25年以上従事。親子ふれあい遊びや絵本通じて肌と心へのタッチ、子どもはひとりの人であることを伝え続ける。Child woman family Supporter
・地域での子育ち親育ち支援サークルと母親のエンパワーによる親子活動・3歳児保育活動等長年主宰し、切れめないつながりと支援を継続。2010年「神奈川県かながわ子育て支援大賞・奨励賞」授与。
・鎌倉市の産科診療所開設当初より、外部講師として「こんにちは赤ちゃん」事業に携わり、産前産後から思春期。女性・更年期講座等約11年。
・「子育ては個(性)育て。己育て」を軸に行政・PTA家庭教育・子育て支援者向け講演、2009年より教育現場・思春期講座等で、年齢に応じた「いのちのおはなし」や保護者向け勉強会など講演講座も多岐にわたり多数。
・保育者のための雑誌「POT」あそびパーク012寄稿担当や保育・教育を学ぶ短大大学で客員講師として講演。2019年度より現在、非常勤講師として帝京短期大学『乳児保育』担当。
・株式会社OfficeLadybird代表取締役
Web サイト: http://junkomuneto.com
メール:momopiyo.love@gmail.com
◆子育ての会ベビーぴよぴよ012連絡帳
https://ameblo.jp/piyopiyostaff/
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