市民のためのエンジョイスペースで
ワクワクをカタチにしたい!
雨上がりの藤沢駅北口サンパール広場。朝、突然大型クッションが大量出現! 毎週水曜日10:00〜15:00(雨天時、イベント開催時は中止)に行われている「enjoy~くつろぎのひとときを」と称する、芝生広場の空間演出です。子供たちは大はしゃぎ、学生やサラリーマン、買い物途中の親子連れがまったり…。
実施しているのは一般社団法人藤沢駅周辺地区エリアマネジメント(藤沢エリマネ)。サンパール広場はこれからどうなるのか、代表理事・山田秀幸さんに、市民代表として鵠沼在住3児のママ・谷川沙織さんがお聞きしました。
谷川さん このクッション、座り心地が良すぎて起き上がれない。1日中座っていられそう。
山田さん 藤沢駅前で自分時間を楽しんでいただくために行っているものです。市の「まん延防止重点措置」が解除されたため再開しました。
藤沢エリマネでは、市と協力して、近隣を訪れる人の休憩、待ち合わせ場所にもなっているサンパール広場を、賑わい創出、憩いの場としてさらに活用していただくために、3年前から準備をしてきました。この4月から広場の指定管理団体となり、様々な催しを実施、また市民や各団体の利用、活用のお手伝いを行っています。
谷川さん 北口の広場は、最近きれいになりましたね。近くのお店で買い物をして、ここで子どもたちを遊ばせて、食事をしてから帰る、なんて使い方もできますね。
山田さん 以前は使い勝手が悪かったのですが、リニューアルを行い、通路だけでなく広場も整備しました。くつろぎの場であるとともに、イベントもできるような空間にもなりました。
昨年は、新型コロナ下でしたが、トライアルとして8月に近隣の飲食店のご協力のもと「テイクアウトパーク」を実施、5日間で1800食以上のお弁当が売れました。また湘南キャンドルの一環として300個のキャンドルを灯したり、健康マルシェとしてラジオ体操やかけっこ教室も開催しました。
これまでは、市の管理になっていたのでイベント実施に制限がありましたが、藤沢エリマネが指定管理を受けたこともあり、条件はあるものの、市民の皆さんに使ってもらえるような環境を整えています。
エリアマネジメントとは、その地域の地権者や企業などの民間が主導で、行政と連携してまちづくりを行うことです。自分たちのまちは自分たちで守るという意識がより一層芽生え、安心安全なまちづくりが期待されています。
谷川さん 駅近で市民にとても身近なスペースだと思いますが、今後どんなイベントが予定されていますか。
山田さん まだ構想段階ですが、まず「寄り道バル」をやりたいですね。近隣のお店に出店してもらう飲食スペースです。会社帰りの人が手軽に寄って一杯、なんてこともできますが、昼間には家族連れで来て、お試しで飲食して、次は本店に行ってもらう。またお店を持ちたい人がチャレンジで出店してお客が集まったら本格的にお店を出す、なんてやり方もできると思います。
谷川さん 飲食以外でも、お店の商品をお試しで来たりするといいですね。いま流行のキャンプ道具を実際に触って使ってみて、気に入ったらお店に行くとか。
山田さん 10月には「フード&防災キャンプ」として、キャンプや防災用品のお試し会も予定しています。ペダルのない自転車「ストライダー」の体験会の話もいただいています。
「ケージボール」というカゴに囲まれたコートで行う球技があるのですが、そのお子様向けのイベントも考えています。地元アーチストに参加いただいて空間を飾ってもらう構想もあります。
谷川さん 藤沢はアートがいっぱいの土地ですし、どんなスペースが展開するか、ワクワクしますね!
ところでこの場所は、市民の人でも借りることができるのですか?
山田さん 広場の利用規定に則って使っていただくことができます。6月には市民サークルの「バリ舞踊の日」が催されました。サークルの発表会やイベントも大歓迎です。音楽も騒がしすぎないものは開催できますし、飲食販売もOKです。詳細は事務局にご相談ください。
藤沢駅周辺地区エリアマネジメント
https://fujisawaeki-amo.com
谷川さんブログ
https://enfant.living.jp/enfant_mate/mate2_218/
サンパール広場