このご時世、
子どもたちのこと、地元でやってることのなど、
語り合ってみました
駄菓子屋ROCK店主 谷口齋隆さん(Rockさん)
南湖こども食堂 波代表 小田薫さん
aicco代表 佐藤あさ子
夢は、本気で行動すれは実現する
まず、大人がわくわくすること
aicco Rockさんも、薫さんも、子どもたちのための活動を広く展開しています。私もaicco主催で4月に「私立小学校ナビ」という催しを初めて開催し、多くの未就学の子どもさんたちに来ていただきました。そこで、「子どもつながり」で、子どもたちの未来について、考えてみたいと思います。
子どもたちに大人気Rockさんの駄菓子屋ですが、開業したきっかけは?
Rock 20代の頃、35歳までにビジネスをやる、それは駄菓子屋だという夢を持っていたんです。呑むたびにそのことを周りに語って、でも何もせずにあと半年くらいで35歳になる、という時期になって。大見得切ってきたのにこれはマズい、と。どうすればできるかと考えて、リヤカーを使っての移動式の駄菓子屋ならできるな、と思いついたんです。
Facebookで呼びかけたら、リアカーをタダで譲ってくれる人がいて、卸業者から商品を仕入れて、35歳の誕生日の4日前にぎりぎりセーフ。総工費3000円でのミニマム開業でした。まるで夏休みの宿題を最終日に片付けるような感じでしたね。
駄菓子という、日本の古き良き文化を守りたい、という気持ちもあったんですが、夢は本気でなんとかしようと行動すれば現実になるんだ、ということを、身を以て示したかった。子どもたちにも、そういう大人になれることを見せたかったんです。
aicco カッコいい! 実現しているからこそ、伝わることですね。
薫 言葉に出して呼びかけることで、賛同してくれる人ができるわけですね。
Rock 発信することで、目の前にいる人から直接でなくても、その人の先の先で繋がってリターンが必ずあります。生き方が繋がることで、なんでもできるのだと。周りの人がわくわくするようなビジョンがあれば、みんなを巻き込めるんです。大人がわくわくしていないと子どもだって楽しくない。
薫 お父さんをみて、疲れたサラリーマンにはなりたくないなあと。
Rock 先日開催した、「ちがさき天才万博」は、それを体感してもらいたくて企画したんです。駄菓子屋や、縁日の露店はもちろん、いろんな出店や出し物をかき集めました。目玉は、総額20億円、10台スーパーカーが集結したこと。オーナーに声をかけて会場に集まってもらいました。それに、子どもたちが乗って付近をドライブしたんです。そんな体験をしたら、「僕もいつか、スーパーカーのオーナーになる!」で夢を持って、その夢を実現しようと起業するとか社長になるとかいう子も出てくるでしょう。
薫 本当にスーパーカーに乗れたの? すっごーい!
Rock そういう夢を持って、大人になって実現させる。その夢のきっかけが天才万博なら、本望ですよ。
aicco 天才万博は2200人以上の人が来場して、大成功だったですね。やっぱり、本ものにこだわったものは、人に伝わるんですね。
Rock どこへもいけない、友だちとも遊べない。退屈で辛い思いをしている子どもたちのために、あえてこの時期にやることに決めました。もちろん、感染対策を万全にして、最大限の注意と対策を行って。世の中たくさんの催しが開催を躊躇していますが、イベント開催の模範となりたかった。そしてやるからにはいいものを作りたかったんです。茅ヶ崎市からの期待も受けていました。
(後編へ続く)
ちがさき天才万博の動画
駄菓子屋Rockホームページ
https://dagashiyarock.com