パラスポーツをやってみたい！【ボッチャなどパラスポーツを体験できる場所をaicco編集部が調べました】

2021.10.17 パラスポーツボッチャローリングバレーボール体験会藤沢市

この夏大きく盛り上がったパラリンピック。パラスポーツを体験できる場所を探していたところ、「10月1日に藤沢市が『藤沢市スポーツ都市宣言』を制定した」との情報が入ってきました。

藤沢市スポーツ都市宣言とは、市民一人ひとりが「いつでも・どこでも・だれでも・いつまでも」生涯にわたってスポーツに親しめるようにし、スポーツを楽しむ元気な市民であふれることを目指すこと。それならばパラスポーツの取り組みも積極的なのでは？と思い、さっそく取材に行ってきました。

やってきたのは、藤沢市秩父宮記念体育館。

お話してくださったのは、藤沢市みらい創造財団スポーツ事業課の栁澤洋介さんです。

栁澤さんは、青年海外協力隊に参加して障がい者スポーツを普及させる活動をスリランカで行ってきました。現在ではその経験を生かし、パラスポーツを通じて共生社会や障がい理解を深めていけるよう活動している大学非常勤講師でもあります。

栁澤さん：障がいのある方でもできるスポーツをインクルシブスポーツや、ユニバーサルスポーツ、パラスポーツなどと呼びます。

17年程前から藤沢市はパラスポーツに取り組んでおり、全国でも有数のパラスポーツ先進地域です。座りながらできるローリングバレーボールや車いすバスケットボールのクラブチームがいくつかありますし、東京2020パラリンピック大会前には、ポルトガルのパラリンピック選手の事前キャンプ地にもなりました。

aicco編集部：ローリングバレーボールもパラスポーツなのですか？

栁澤さん：ローリングバレーボールは、バレーボール用のネットを床から30～35cmまでの高さに設置し、その下をボールを転がして行うスポーツです。コートに座った姿勢や膝をついた姿勢でプレーするため、肢体が不自由な障がい者も健常者も一緒に楽しめます。パラリンピック種目にはなっていませんが、全国に約20チームほどクラブチームがあるんですよ。

aicco編集部：そうなんですね。パラリンピックを見て初めて知った競技がたくさんありましたが、それ以外にもいろいろあるんですね。

実は、パラリンピック大会を見て、面白そうだからやってみたいなぁと思ったのです。でも、どこでやれるのか分からなくて…。

栁澤さん：最近そのようなお問い合わせが非常に増えています。先日も、藤沢市内の学校の先生から、授業でボッチャをやってみたいので、ボールを貸して欲しいというご連絡を頂いたところです。

aicco編集部：やっぱり！　子ども達もやってみたい！と興味津々です。でもルールとかもあまり分からないのですよね。

栁澤さん：大丈夫ですよ。そんな方でも安心して楽しめるイベントが、11月に開催されます。

11月3日(水)に開催される「ふれあいスポーツ交流会」は、クラブチームの方々と一緒にチームを組んで、ローリングバレーボールとボッチャを体験できます。

ルールの説明からしてくれるので初めての方でも安心して参加できます。

もちろんお子さんから大人までどなたでも参加いただけます。昨年の様子はこちらのホームページからご覧いただけます。

aicco編集部：クラブチームの皆さんと一緒にプレーできるんですか！　ルールも教えてくれるなんて至れり尽くせりですね。

栁澤さん：11月28日(日)にも、さまざまなパラスポーツを体験できる「ふじさわパラスポーツフェスタ2021」を開催予定です。当日は、車いす卓球、ケアトランポリン、義足体験、ブラインドサッカーⓇ、ボッチャ、パラバドミントン、ローリングバレーボール、車いすバスケットボール、サウンドテーブルテニスなどが体験できます。それ以外にも東京2020オリンピック・パラリンピックレガシーブースや血管年齢などが気軽にできる健康チェックイベントなどをお楽しみいただけます。こちらもお子さんから大人まで年齢を問わずご参加いただけます。