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#はぐくむ・つながる・こどもとおとな #子育て #子育てあいっこ

おかあさんと読みたい絵本【Junko Muneto 私の本棚から】⑪

2021.05.31 ファミリー ママ 幼児・赤ちゃん 親子で 読書

新緑の時期や春土用が過ぎた日曜、皆さま『母の日』はどのように過ごされましたか?
すべてのママ達に、「ありがとう」の言葉を贈ります。
今月は、ママが赤ちゃんと一緒に読んでほしい絵本です。赤ちゃんが生まれて初めて出会う大切な人『お母さん(ママ)』に贈る素敵な言葉の数々がぎっしり詰まった絵本を我が家の本棚からご紹介します。

おかあさんがおかあさんになった日
作: 長野ヒデ子 出版社:童心社

この本で印象的な一節
「あなたのおかげで、わたしはおかあさんに なれたのよ。 
わたしのあかちゃん、ありがとう。
あなたのうまれた日。
おかあさんが おかあさんになった日。」
この一節を思い出しながら子どもの寝顔を見ると、明日も元気に過ごそう!と思えそうですね。
私の母は90歳を過ぎていますが、子どもとして今「ありがとう」を伝えられることが感慨深いです。

◆  おかあさんだいすき
作: マージョリー・フラック
絵: マージョリー・フラック 大沢 昌助
訳: 光吉 夏弥  出版社: 岩波書店 

私がボロボロになっても大切にしている絵本の一つです。ダニー少年が「おかあさんのおたんじょう日になにをあげたらいいかしら」と動物たちに相談します。森のクマさんが提案した贈り物に子ども心に「いいね」と思います。さて、クマさんが教えてくれた提案とは?幼子とお母さんのほっこりした愛情あふれるお話です。

◆  くっついた (赤ちゃん絵本)
作: 三浦 太郎 出版社: こぐま社

赤ちゃん絵本の中でも、特におすすめなのが『くっついた』。きんぎょさんもあひるさんもぞうさんも「くっついた」その繰り返しが楽しい赤ちゃん絵本です。そして、大好きなお母さんとも、そのあとはお父さんとも「くっついた」。大人までほっこり笑顔になれますね。絵本を読みながら「くっついた」遊びしてみてください。

◆  ぎゅっ
作・絵: ジェズ・オールバラ
出版社: 徳間書店

新型コロナウイルス感染対策でお友達と触れる機会が減りつつある現在、子どもにとってママとの「ぎゅっ」は最も安全な場所ですね。
お散歩していたジョジョくん、みんなが「ぎゅっ」てしているのを見てママが恋しくなりました。そして「ママー!」。動物たちにもしあわせな気持ちがあふれます。
この絵本は「ぎゅっ」という言葉だけで展開されます。小さなお子さんと絵を見ながら読んでいるうちに心があたたかくなって「ぎゅっ」としたくなりますよ。
赤ちゃんが見やすく安心して読める小さな手のひらボード絵本タイプもあります。また、シリーズの「やだ」はイヤイヤ期のお子さんと一緒にぜひ読んでみてください。

◆  ぼく おかあさんのこと……
作: 酒井 駒子 出版社: 文溪堂

男の子ってこんなキモチになるのかな?息子育てママ達が、きゅんとする絵本です。
「ぼく、おかあさんのこと・・・キライ!」衝撃的な言葉から始まるおはなし。
「ねぼすけで日曜日の朝はいつまでもいつまでも寝てるし、ドラマばかりみてマンガみせてくれないし、すぐ怒るし・・・。何より、ぼくとは結婚できないっていうし!」
男の子がママと結婚したいくらいママが大好きなキモチ。届きますように。

~最後にいつも頑張られているママへ贈ります。~

◆The Love『世界で一番たいせつなあなたへ』~マザー•テレサからの贈り物~
文:片柳弘史 絵:RIE

著者の片柳弘史神父は23才の時にマザー・テレサに出会い、その後神父になりました。心に残るマザー・テレサの言葉やエピソードを、RIEさんの心あたたかな絵とともに紹介します。

マザー・テレサの名言「愛は家庭から」からの一節をご紹介いたします。

Mother’s day (母の日)に寄せて【マザーの愛】

ある時、マザーテレサはロンドンの街角で一人の少年が道端にうずくまっているのを見つけました。「何故、うちに帰らないの?」マザーが尋ねると、少年は答えました。「うちに帰っても誰もいない。お母さんはいつも忙しくて留守なんだ」
それを聞いたマザーはこう思ったそうです。

~この子のお母さんは、もしかすると世界をよくするために働いているのかもしれない。
でも、本当の愛は家庭から始まることを忘れている。・・・・・中略・・・・
誰かを愛するなら、まずは一番身近な人から。それが、愛の大原則なのです。愛は家庭からはじまって全世界に広がってゆきます。

家族からの愛を実感している人は、喜びにあふれて社会に出かけてゆき、愛される喜びを人々と分かちあうことができるからです・・・・・・・
お母さんが家族のために愛情をこめておいしい料理を作ることは、社会のために役にたっていないように見えるかもしれません。ですが、料理に込められたお母さんの愛は、家族の心を満たし、全世界へと広がってゆきます。(片柳神父のエッセイから)

大切なあなたに、必要な言葉をマザーテレサから受け取れるかもしれません。

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