【有隣堂 藤沢店スタッフの今月の逸冊 ⑦】 地元愛ったっぷり!藤沢出身の未来の女流大物作家!辻堂ゆめ さんの青春ミステリ
有隣堂藤沢店スタッフの皆さんによる、特集企画です。店内に豊富に並ぶ文庫、ビジネス、絵本など様々なジャンルから、同店ならではのイチオシの書籍をご紹介いただきます
今回ご紹介の逸冊は、
『十の輪をくぐる』辻堂ゆめ 小学館
辻堂ゆめさん。
なんと、辻堂出身ということでつけれられたペンネームだそうです。
地元愛を感じますね!
たくさん青春ミステリを書かれています。
どの作品もとても面白いですよ!
しかも、辻堂ゆめさん、若いし、帰国子女だし、
すごい高校や大学を出ていらっしゃるし、かわいいし、一度当店に御来店いただいた時にお会いしたのですが、
何でもそろっている人というのは、いるものだなあと感じたことを覚えています。
その辻堂ゆめさんが、満を期して書いたのが、新刊『十の輪をくぐる』
これがまたものすごくいい作品なのです。
認知症を患う80歳の母がつぶやいた言葉「私は・・・東洋の魔女」。
58歳の泰介は、その言葉の意味を探るために母の部屋で見つけた新聞記事を
手掛かりに調査を始めます。
まさかとは思うが、自分の母親はオリンピックに出場したのだろうか?
九州の空気と一人の女性が強く生きてきた歴史。
母親の愛情というのは、こんなに深いものなのか。
今までの辻堂さんの作品と一線を画して、なかなか重厚な作品に仕上がっています。
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最近、実生活でも母親になられたそうで、ますます円熟味を増していく
辻堂ゆめさん。
これからもっともっと素晴らしい作品を書いてくださることでしょう。
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有隣堂 藤沢店
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