日本人に足りてない摂取量、目指せ「S評価」
JAさがみ直売店に行ってみたら
野菜、しっかり摂ってますか?
厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取量=350gという話を聞いたことがある人も多いでしょう。実際に成人男女が摂取している量は平均で280g程度とも。
でも、実際にどのぐらいの量の野菜をとっているのか、知るのは結構難しい…。

JAさがみの直売所、わいわい市藤沢店では、毎月、野菜の摂取量「ベジレベル」を測る測定会を行っています。
これは「ベジメータ」という機器に指先をかざすことで、野菜の摂取量を「ベジスコア」という単位で測れるというもの。わいわい市藤沢店では1年ほど前から来場者向けに取り組んでいるそうです。

「ベジメータで測定された数値をもとに、簡単に野菜の摂取状況を見える化できます。AからEまでの5段階で設定されていましたが、日本人の平均レベルがスコアで350-420のC。まだ野菜が不足したレベルです。わいわい市に来られているお客様は、やっぱり意識が高く、Bレベル以上の人が多いようです。継続して測定していくことで、ご自身のベジスコアの変化もわかるので、リピーターの方も増えています。
このほど、Aの上のS、ベジスコア560以上レベルも設定、4月と5月9日(金)の測定会でS評価だった方には夏野菜の苗をプレゼントすることにしました」
と、わいわい市藤沢店・ベジメータ担当の小林梓さん。

ベジスコアを測る仕組みは、野菜の摂取量と相関する、皮膚カロテノイドをベジメータで測定することで、血液検査などの方法を取ることなく簡単に知ることができるとのこと。カロテノイドとは、野菜や果物に含まれ、体内では合成できないβカロテン、リコピン、ルテイン等の栄養素です。
自身のベジスコアを知ることで、「野菜の摂取量が意外と少ないんだな」と気づくきっかけになればいいと小林さん。
「お店としても、測定してもらうことが、コミュニケーションのきっかけづくりになって、お役様がどんな情報を求めていたりとか、逆に今の旬のおすすめ野菜はこれですよとか、野菜をおいしくたくさん食べるための工夫とかをお伝えするとか。ベジメータが、お客様との交流の機会になっていたりもします」
4月11日に行われた測定会には200人程度が参加。ベジメータ測定会は、6月以降も旬の野菜とお楽しみ企画を用意しながら継続します。ちなみに、5月ころの直売所でのおすすめ野菜はそらまめとのこと。
JAさがみの直売所 わいわい市藤沢店(藤沢市亀井野2504)
https://ja-sagami.or.jp/archives/store/store_ja_waiwaijfujisawa/