市の花と地元の歴史・グルメをひもとくウォーキングツアー
藤の魅力を伝えるフジロードと藤倶楽部
市内には、各所に藤の名所があり、開花時期である4月下旬から5月にかけて、見事な藤色の房を咲かせます。そんな藤の名所を連ねた「フジロード」が設定されているのをご存知ですか?
フジロードについては、こちらを参照
https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/kouen/kyoiku/leisure/koen/roadannai.html
関連記事:【aiccoEYE】もう藤の季節、到来
引地川・境川沿いの史跡、寺社をたどる「引地川・フジ史跡ロード」「境川・フジ水辺ロード」の2つの散歩道が設定されています。このフジロードをベースに、コース上の市の名所とグルメを堪能するイベントが、4月30日に開催されます。
ONSEN・ガストロノミーウォーキングイベント(オンガス)は、地元の名所を巡りグルメを味わう目的で、各地で開催されている全国イベント。藤沢市でも過去2回、テーマを変えて開催されていますが、第3回目の今回は、藤をテーマにコース上の藤棚を巡り、地元の名物が参加者に供されます。
フジロードはボランティア団体「藤倶楽部」が構想、藤沢市が制定しました。藤倶楽部は今回の開催に協力、イベント当日の案内役も務めます。
藤倶楽部は市民に歩いて市の花に親しんでもらうことを目的に結成、藤の花が咲き誇る風景・名所をつくり、藤沢の活性化を目指しています。現在はフジロードに配置された公園・社寺等での開花状況や手入れに関する調査、メンバーの藤の剪定技術向上を中心に活動しています。
「イベントのスタート地点である引地川浸水公園には、市内最長の130mの藤棚があります。藤は放っておくとツルが勝手に茂って枝全体に日光が十分に当たらなくなり、花芽の成長に影響が出ます。そのため、定期的に丁寧に剪定を行わないとならないのです」と藤倶楽部の廣田邦夫さん。
きちんと選定された藤棚には、1平方mあたり毎年60〜80の花の房が咲きますが、そのためには枝への日照確保と適正な花芽管理のため年4回きちんと剪定を行うことが必須! いままで「藤ってキレイだな〜」と、漫然と眺めてきたけど、大変な手間と時間がかかっていたのです。
「市内には手入れが行き届かず、ちゃんと藤の花を咲かせられていない藤棚がたくさんあります。市民の皆さんに藤の花を楽しんでもらい、興味を持ってもらうために、もっと多くの藤棚できちんと藤が咲くようになることを目指しています」。廣田さんと藤倶楽部の「藤への愛」をひしひしと感じます。
藤倶楽部についてはこちら
第3回ONSEN・ガストロノミーウォーキング in藤沢については、以下参照。参加者の募集は3月7日(火)スタート
https://onsen-gastronomy.com/eventinfo/fujisawa-20230430/
関連記事:【aicco行ってみた】ONSENガストロノミーウォーキングin藤沢 遠藤・御所