生涯学習大学:放送通信コース、8月に開講
夏休みに地元の虫や植物について、親子で聞くのも
もうすぐ夏休み。今年は地元藤沢の自然と生き物について、学んでみませんか?
湘南のFM放送「レディオ湘南 83.1MHz」で放送されている藤沢市生涯学習大学の放送通信コースでは、8月9日から毎週「藤沢の生き物」のプログラムを放送します。海辺や遊水池、里山などのローカルにスポットを当て、生物学はもちろん、環境、文化、歴史などの多様な観点から、子どもから大人まで興味が持てるお話が聞けます。
お話しするのは、六会の日本大学生物資源学部くらしの生物学科の小島仁志先生と、住まいと環境研究室の学生さんたち。9月27日まで、全8回にわたり学生さんが自分の研究テーマに沿った内容で小島先生とともに、藤沢の自然と生き物について語ります。
放送通信コース:放送日、コース内容
第1回 8月9日(火) 藤沢市の自然の魅力と生き物保全の概論
第2回 8月16日(火) 江の島周辺などの海辺の自然と生き物たち(浅瀬の生き物)
第3回 8月23日(火) 藤沢の里山や農地の自然と生き物たち(両生類・爬虫類・昆虫など)
第4回 8月30日(火) 藤沢の遊水地の自然と生き物たち(哺乳類・鳥類)
第5回 9月6日(火) 藤沢市の希少種と外来種について(陸上生物・水上生物)
第6回 9月13日(火) 藤沢の文化・文学に関わる生き物たち(植物や季語に関わる生き物)
第7回 9月20日(火) 知られざる藤沢の自然、将来に繋ぎたい花風景(藤沢市北部を事例に)
第8回 9月27日(火) 私、あなた、が守りたいみんなの藤沢の自然とは?
放送時間:10:30〜11:00、再放送は毎週土曜日13:00〜13:30
各回の放送内容を見ると、里山・農地に住む両生類や昆虫類や藤沢の文化・文学に関わる生き物など多彩で興味津々の内容、ぜひ聞いてみたい!
6月末レディオ湘南で行われた第3回の収録後に小島先生と学生さんに聞きました。
aicco 今回の生涯学習大学・放送通信コースで話されるテーマは、研究室の研究テーマに沿ったものなんですか?
小島先生 ゼミでの研究テーマでは、野生の動植物など、都市・里山の生物多様性保存も行っています。藤沢というと海のイメージが強いですが、緑豊かな自然や農地も多い。そんな多彩な環境があることも知って欲しかったんです。コロナ禍で巣篭もり傾向の子どもや若い人たちに向け、同じような若者が語りかけることが意義があると思い、学生たちにも参加してもらうことにしました。
この回小島先生とともに語ったのは、研究室4年生の佐藤朱莉さんと高橋千佳さん。
佐藤さんは生まれも育ちも東京で自然とは無縁の子供時代を過ごしたとか。
佐藤さん 実家が都心にありますが、虫が大好きなんです。今回は里山や農地に住む虫などの生き物について、話をさせていただきました。虫にもいろんな生態があり、よく見ればいいところ、役に立つところもあることを、虫の嫌いな人にも知ってほしいですね。
一方の高橋さんは大の虫嫌い。
高橋さん 虫を見るのも嫌なのですが、昆虫学が必修で(笑)。プログラムの中では私は進行役です。地域活性化と情報発信が私の研究テーマになっています。
小島先生と学生さんたちのトークが楽しみですね。
放送は、上記のスケジュールで行われるほか、放送終了後にインターネットからも受講できます。通信コースに合わせたテキストも用意されています。テキストはメール、FAX、ハガキにて申し込み、8月上旬までに送付されます。
また、10月8日(土)には、実地の野外観察教室としてスクーリングも行われます。場所は遠藤地区の予定で、「地元の自然をより知るために、ぜひご参加を」、と小島先生。定員は20名で、申込者多数の場合は抽選となります。
テキスト、スクーリングの申し込みは、以下サイトより。
藤沢市生涯学習大学 放送通信コース