小鳥を飼いたい、でもどうやって飼えばいいの?
飼う人と小鳥が幸せになれるように
いきものと暮らしたこと、ありますか?
犬、猫はポピュラーですが、ウサギやハムスター、亀や金魚、最近ではメダカ。カブトムシを育てている人もいるかもしれません。いずれにしても、飼うからにはきちんと世話をしてしつけも必要、家族として受け入れている人も多いでしょう。
小鳥は?
周囲に小鳥を飼っている人があまりいないため、ちょっと馴染みがなかったのですが、かわいいし、小鳥のいる生活も楽しそう。でも世話とか大変?
5月に市内で小鳥の展示即売会が開催されると聞き、主催者に聞いてみました。

イベントは、5月11日(日)に藤沢商工会館ミナパーク(藤沢市藤沢)で開催、その名も「とりっぷ」。見て、学んで、購入もできる癒しの小鳥イベントとのこと。主催の「とりっぷ実行委員会」の鶴羽淳さんは、生まれも育ちも鎌倉、干支は酉年。
「小鳥のイベントは、小鳥グッズの展示販売会はいくつかあるのですが、生きた小鳥の販売会は知る限りありません。お目見えするのは飼い鳥として人気のインコ、オウム、文鳥など。小鳥を扱うショップさんからの出店もあり、ラインアップはHPの方で紹介していきます」
イベントでは、小鳥をモチーフにしたグッズ、小鳥のケージのメーカー、飼育器具、餌屋さんのブースの他に小鳥の診療に力を入れている獣医さんの相談ブースも出店と、小鳥尽くしです。
<癒しの小鳥イベント 第1回 とりっぷ>
開催日時:5月11日(日)11:00〜17:00
会場:藤沢商工会館ミナパーク 6階多目的ホール(藤沢市藤沢607番1号)
入場料:大人1000円、中学生500円、小学生以下無料(小学生だけの入場はできません)

――なぜ小鳥の展示販売会を?
「もともとエキゾティックアニマルの展示会を運営してきました。一般的にはポピュラーではないのですがトカゲやヘビなどを扱っています。イベントは毎週のように各地で開催されています。私の開催していた展示会では小鳥も扱っていたのですが、ほかの動物に怖がって萎縮してしまいかわいそうという声があり、小鳥だけのイベントの要望もあって、今回開催することにしました」
――小鳥ってかわいいけど、飼うのは難しくないですか?
「小鳥はとっても繊細ですが、意外と長生きでもあります。犬や猫などのように賢く、家族同様に暮らせます。でもかわいいからといって安易に飼うのではなく、きちんと世話ができることが大切ですね。ペットショップのスタッフがきちっと説明せずに販売してしまうと、かわいそうな小鳥さんが生まれてしまう。終生飼育が大前提ですが、ご年配の方が飼って世話をしきれずに飼育放棄になってしまうこともあるんです」
――結構大変なんですね。
「少し不安にさせてしまったかもしれませんが、そのために購入の際は、しっかりと知識のあるスタッフに相談できることが大切。とりっぷの会場では経験豊かで知識豊富なスタッフや出展者がご対応します」

毎日の世話の方法や費用、病気になった時のことなどの相談もできるとか。人と小鳥とのマッチングの場を提供したいという鶴羽さん。
「かわいそうな小鳥を出さないために、小鳥の里親制度や小鳥のためのNPO法人もあります。小鳥を飼うことは簡単なことではありませんが、家族として一緒に暮らすことでたくさんの幸せをもたらしてくれると思います。
このイベントを、ただの小鳥販売の会ではなく、来て、見て、学んで楽しい、出会って嬉しいをコンセプトに、鳥と人が繋がる癒しの空間にしたい。プロがきちんとした説明をしてアフターフォローもしっかりお約束する。お客様もきちんと飼う前に知識をつけてから飼育をスタートすることを訴えていく。飼う人と小鳥が幸せになれる、意義あるものにしたいですね」
とりっぷのイベントは、10月5日(日)にも同会場で開催予定です。
とりっぷHP
https://torippu.jp
飼い鳥のレスキュー団体/NPO法人TSUBASA
https://www.tsubasa.ne.jp