いにしえの面影残る街並みで、地元の歴史を知ろう
宿場町当時をテーマにしたイベントも、盛りだくさん
東京・日本橋を起点とする旧東海道の宿場町・藤沢宿。遊行寺坂の「江戸方見附跡」から藤沢本町駅近くの「京方見附跡」まで、江戸時代には東海道五十三次の6番目の宿場町として賑わい、周辺には江戸末期から昭和初期に建てられた店蔵や町屋が点在しています。
このエリアの国道467号線沿線にあった電柱が地中化されていること、ご存知でしたか?
防災や安全・円滑な交通確保、景観形成を目的として、2015年に神奈川県により無電柱化が行われました。古い建物が残る街並みが、よりいにしえの佇まいに近づいている感じがしますね。
藤沢宿付近を会場に、様々なイベントを開催する第11回旧東海道藤沢宿まつりが3月5日(日)に行われます。
白旗神社でのフードパークや遊行寺での藤沢宿落語会をはじめ、街道沿線と近隣の施設で、藤沢宿や江戸時代をテーマにした様々な催しが開催されます。
詳細は、以下チラシ参照。一部事前申し込みが必要なイベントがあります。
藤沢宿まつりを主催するのは市民の有志が集まった「旧東海道藤沢宿まちそだて隊」。その内容について、聞いてみました。
aicco:旧東海道藤沢宿まちそだて隊って、どのような組織でしょうか。
―旧東海道藤沢宿周辺の「地域資源を活かしたまちそだて」の実現するために、関係機関が相互に密接に連携と協力を図り、まちそだて活動を包括的に推進する市民組織です。商店街を始めとする多くの市民組織・大学・公共機関などと連携しながら、各種プロジェクトに取り組むため、2011年9月にスタートしました 。
aicco:どんな活動をしているのでしょう。
―「地域資源を活かしたまちそだて」の実現に向けた課題の抽出及びその解決に向けた必要な調査、検討、調整をした上で、藤沢宿まつりの中で様々な企画による「まちそだてプロジェクト」を実施します。また、広報紙「藤沢宿 瓦版」を発行しています。瓦版の最新号(第10号)は、ふじさわ宿交流館、 藤沢公民館、 済美館(藤沢公民館分館) 、湘南藤沢コンシェルジュ に配架されます。
aicco:なぜ、藤沢宿まつりを開催?
―まちそだてプロジェクトの1つ、 藤沢宿周辺の課題を解決するための社会実験です。まち歩きやその他イベントに参加することによって、藤沢宿の存在を知ってもらい、まちに眠る昔話や「お宝」を見える化し、みなさんに見てもらうことです。
aicco:藤沢宿の魅力を、教えてください。
―旧東海道藤沢宿エリアは、明治以降も近隣の商業の中心として栄えてきました。しかし、震災や度重なる火災によって当時の面影を残す建物などが少なくなり、急速な都市化も進んでいます。そんな中でも、宿場ができる前からある寺社や、旧家に眠っている、たくさんの物語がまだまだあること。
ぜひ、藤沢宿に足を運んでそれを見て、知ってください。
藤沢宿まちそだて隊のHP
https://www.facebook.com/kyutokaidofujisawasyukumachisodatetai
藤沢市のHPにも詳細があります。
https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/fuji-k/chiiki/fujisawa-shuku_fes.html